بيت / 青春 / 雪の精霊~命のきらめき~ / 第72話 文化部補完計画

مشاركة

第72話 文化部補完計画

مؤلف: あるて
last update آخر تحديث: 2026-01-10 14:00:37

 生徒会長による『お昼休みはウキウキリスニング』は開始当初からとても好評で生徒たちにも大うけしていた。

 質問箱への投書も趣味や私生活をどう過ごしているかなど会長個人に対するものばかりで、それだけ全校生徒から支持されてるということなのかな?

 でもたまに感想というかわたしへの激励が混じっていることも。

「今日の投書は何かな~。

 なになに『ゆきさん、大好きです。愛してます』ですか。

 クラスと名前まで記入して真面目な方ですね。

 応援ありがとう!わたしもみんなのこと愛してるよー!」

 相方の田淵先輩が何とも言えない顔をしてる。

(何にも気づいてないなぁ。公開告白までしたのに意識もされずに玉砕とは可哀想に)

「なにその哀れみに満ちた目。わたし何か変なこと言った?」

「いえいえ。ゆき会長はそのままでいいと思うよ。」

「??」

 こんなことが何度か続いて、いつのまにかわたしの二つ名に「無自覚ボマー」ってのが増えていた。

 爆弾魔?なんで?

 そしてもうひとつの活動、部活応援。

 わたしが部活の応援に行けば好成績を残してくれるので、そのうち文化部からも応援に来てほしいという依頼が来るようになった。

 わたしがいることで気が引き締まってやる気が出るからというのだから断るわけにもいかない。

 実際に行ってみるととても歓迎されて、確かに活気に満ちた雰囲気にはなったようだ。

 でもグラウンドに出ていくわけでもないのにハグを求められたのはどうしてだろう。

 ただ参加したおかげもあって文化部の催し自体が少ないということに気が付いた。

 催しが少ないため学校から支給される部費が少なく、そのため原材料費などは自腹で活動しているケースが少なくないことにも。

 生徒会のみんなと話し合ってどうにか増額できないかと頭をひねってみたものの、あちらを立てればこちらが立たずになってしまい上手くいかない。

 どの部だって部費の増額を望んでいるからだ。でも予算自体は決まっているのでそ

استمر في قراءة هذا الكتاب مجانا
امسح الكود لتنزيل التطبيق
الفصل مغلق

أحدث فصل

  • 雪の精霊~命のきらめき~   第110話 ゆきの幸せ

     ひよりとの初配信は大成功で、再生数も今までの神回に負けないくらいの勢いで増えていった。 すっかりダンスの楽しさに目覚めてしまったひよりは、次の配信に向けて昨日とは別の楽曲のダンスを練習し始めた。 そして配信が終わった翌日の日曜日。 まだみんなが寝ている早朝からわたしはスタジオでひとり、ダンスの収録に励んでいた。 昨日、ひよりがわたしのアバターを使っていたのを見て思いついたこと。それを早速試してみているのだ。 まずは普通にダンスを踊りながら、優れた空間認識能力と記憶力を使って自分の動きを頭に叩き込む。 次にモーションキャプチャを装着して、先ほど撮った動画に重ね撮りする形でトレースした動きに合わせ踊る。 これぞゆきちゃんのゆきちゃんによるゆきちゃんのためのダンス! ただ1人2役でデュオをしているだけなんだけどね。 でも動画を見直してみるとなかなかの完成度。 明日の投稿動画にするにはちょうどいい。さっそく予約投稿をして月曜の朝には配信されるようにしておいた。 そこまで終わると休日出勤する両親の朝食を準備するため、リビングへ向かう。 作り置きのおかずやみそ汁を温め、目玉焼きを作っていると両親が起きてきた。「お父さん、お母さん、おはよう」 キッチンの中から声をかけると、2人とも朗らかに返事をしてくれた。「おはよう、ゆき」「おはよう」 最近休日出勤や残業ばかりでとても忙しそう。わたし達のために一生懸命働いてくれるのはありがたいんだけど、2人の体のことが心配だ。「2人とも大丈夫? とても忙しそうだけど、疲れが溜まったりしてるんじゃないの?」 無理がたたって体を壊してからでは遅い。この先姉妹たちには大変な思いをさせてしまうから、両親にはいつまでも元気でいてもらわないと。「大丈夫よ。そろそろ2人ともまとまった休みが取れそうだし、また家族みんなで旅行にでも行きましょう」 そう言ってくれるのはありがたいけど、休みの日くらい夫婦水入らずで仲良く過ごして

  • 雪の精霊~命のきらめき~   第109話 ひよりのデビュー

     学校での放送の効果があったのか、近所での噂もすっかり落ち着いた。 そしてあの事件が起きて以降、変化したことがある。 姉妹たちの距離がやたらと近くなったような気がするのだ。 いや、以前から物理的な距離はけっこう近かった自覚があるんだけど、今は何と言うか、心理的な距離というかやたらと懐かれているというか? 特にひよりが顕著だ。 受験も終わって肩の荷が下りたので、また一緒にダンスのレッスンを再開しているんだけど、それ以外の時間でも何かにつけて一緒にいる。 どこに行くのにも、例えばその日の夕飯の買出しなんかにも一緒についてきて、わたしの周りを嬉しそうに飛び跳ねている。 他の姉たちも、わたしと行動を共にする頻度が増えたような気がする。 そして、以前のようにきらりさんや琴音ちゃんが遊びに来てもあまり警戒しなくなった。 なんだか余裕のようなものが見える。2人の言うことにいちいち反応せず、さらりと受け流している姿には貫禄すら感じるくらい。 さすがに抱き着いたりした時には追い出そうとするけど。 みんなの意識にどういった変化があったのかは分からないけど、以前より圧倒的に過ごしやすくなったので、これはこれで良しとしよう。 そしてダンスに打ち込むようになったひよりはその実力をめきめきとつけていき、今や基本的な動きはほぼできている。 これなら何曲か完全にマスターしてもらって、一緒に踊ることだってできるだろう。 ということで基礎練習はそろそろおしまいにして、わたしの曲をベースに実際通しで踊ってみることにしたんだけど、思ったよりついてくることが出来ていて驚いた。わたしの練習をしっかり見て覚えたんだね。 これならもう少し練習するだけで、全然人に見せていいものになると思う。 となれば善は急げ。「ひより、わたしと一緒にリスナーさんの前で踊ってみない?」 わたしの提案に目を丸くするひより。「そんな、わたしなんてまだまだ早くない? やっと1曲通して踊れるようになったばかりなのに」

  • 雪の精霊~命のきらめき~   第108話 またしても時の人

     休み明け、学校に登校する道すがらですでに予兆はあった。ひよりとあか姉、3人で歩いているとあからさまに感じる視線。 同じ学園の生徒だけでなく、近所の主婦やお店の人、果ては小学生までじっとこちらを見てくるくらいだから、相当広まっていると考えたほうがよさそうだな。 学校が近づくにつれて視線はさらに増え、そこかしこでヒソヒソ話も。なんか悪いことした人みたい。 視線の集中砲火を潜り抜け、ようやくたどり着いた教室。だけどそこは安住の地などではなかった。 教室に入るなり押し寄せる群衆。口々に発せられる質問の数々。 あーもーうっせー!「とりあえずみんな落ち着こう! 何言ってるかさっぱり分かんないよ」 動体視力は人並外れてるから、怒涛の勢いで流れるコメントを拾うことができるけど、耳まで同じというわけにはいかないんだよ。聖徳太子にはなれません。 とりあえずみんなを代表して文香が質問してきた。さすが副会長。身分が人を変えると言うけど、文香も副会長になってからずいぶんと頼もしくなったもんだ。あれだけ引っ込み思案だったのに。「ゆきちゃんの家に強盗が入ったって街中の噂になってるけど本当なの!?」 うん、やっぱりその話題だよね。知ってた。でもわずか2日で街中とか。 いくら普段事件なんて起きない平和な田舎町とはいえ噂が広まるの早すぎない?「一応ほんとのことだけど、どうしてみんながそのことを知ってるのかが疑問なんだけど」 それに応えてくれたのが木野村君。まさか……。「俺は従弟に聞いた。同じ道場に通ってた兄弟弟子なんだろ?」 そう、木野村君は事件当日に来てくれた松田巡査の従弟。「うん、当日うちに来てくれたのも松田さんだったしね。それでどこまで聞いているの?」 仮にも警察官なんだからいくら従弟とはいえ、詳細には話していないだろう。「けっこう詳しく教えてくれたぜ。広沢が強盗を半殺しにして病院送りにしたらしいな」 松田ぁぁ! 警察官が事件内容を一般人にペラペ

  • 雪の精霊~命のきらめき~   第107話 波紋は意外と遠くまで届く

     姉妹達の献身的な介護のおかげもあって、その日の夜にはお風呂に浸かりながら自分でマッサージできる程度には痛みも引いていた。 明日の学校に響くことがないよう、しっかり念入りに自分の手の届く範囲をもみほぐしていく。 けっこうな痛みが走るけど、それが気持ち良かったりもする。 腕の傷は縫うまでもない薄皮一枚の浅いものだったので、お風呂上りに消毒だけしておけば問題ない。 湯船につかり、手足を伸ばして筋肉のコリをほぐしていく。「ふへぇ~」 お湯の温かさと痛気持ちいい感覚で思わず間の抜けた声が漏れる。 天井からポタリと水滴がひとつ。小さな滴が水面に波紋を作り、それは隅々にまで広がっていく。 心無い男が起こした事件のおかげで、わたしの周辺にも波紋が広がった。 本当はまだもう少し隠しておくつもりだった脳機能障害の話。 パトカーや救急車が集まってきてたから、事件が近隣や学校で噂になったりしないだろうか。 みんなはもう平気だと言ってはいたけど、心の中にはあの事件の恐怖が刻まれてしまっているだろう。 恐怖という感情はそんな簡単に薄らいでいくものじゃない。 幸いみんなはわたしの事を受け入れてくれた。だったらわたしがみんなの心に気を配り、少しでもケアできるようにしていかないと。 より姉にはもっと自分の事を考えろと怒られてしまったけど、やっぱりみんなの事を優先的に考えてしまう。 だってそれがわたしの使命なんだから。 物心ついたころから背負ってきた使命はそう簡単に曲げられるものでもない。 もし曲げてしまったらわたしはわたしでいられるのだろうか。みんなに幸せを届けられないわたしに存在価値なんてあるんだろうか。 どうやらわたしの心の中にまで波紋は広がっているみたい。今までこんなこと考えたこともなかったのに。 ロクなことを考えそうにないので、さっさとお風呂から上がってしまおう。 そう考えて立ち上がろうとした時、お風呂場の扉が音を立てて開いた。「え?」 素っ頓狂

  • 雪の精霊~命のきらめき~   第106話 覚悟はできた。だけど……

     病院から帰ったころにはすっかり深夜だった。 家族のみんなはもう就寝してしまっている。よかった。 正直既に全身が痛い。やはり全力で動いたことのツケがしっかりと回ってきている。 歩くだけでも辛い今の状態を、誰にも見られずにすむのはありがたい。 なんとか自分の部屋にたどり着き、着替えもせずそのままベッドに倒れこんだ。 目を閉じると浮かぶのは姉妹たちの怯えた表情。まさかわたしがあんな顔をさせることになってしまうなんてね。 自嘲気味に笑いながら、自分の覚悟を決める。 明日、みんなに伝えなきゃ。 翌朝、痛む体をどうにか引きずり、朝食を作ろうとリビングに下りていく。階段を一段下りるたび、全身を駆け巡る痛み。 どうにか下の階にたどりつき、キッチンを覗くとお母さんがすでに朝食を作っていた。 家族の前で痛そうな姿を見せるわけにはいかないので、姿勢を正し痛みをこらえてお母さんに近付く。「どうしたの? 朝食ならわたしが作るのに」 お母さんは何も言わずにちらりとわたしを見ただけで朝食を作り続ける。「お母さん?」「わたしが何も気づかないとでも思っているのかしら? 手足を動かすだけでも辛いんでしょう。部屋に戻るのもキツイだろうからそこのソファーで横になっていなさい」 そうか。全部を知ってるお母さんには強がっても意味ないよね。ちょっと怒ってる?「ごめんなさい、ありがとう」 素直に厚意を受け取ってソファーに転がる。そこまでの一連の動作だけでもきつかったけど、横になってしまえば随分と楽になった。 昨日は遅くなったのでまだ少し眠い。気だるさを感じたわたしは横になったまま目を閉じた。「ゆき、朝ごはんができたわよ」 お母さんに揺り起こされて気が付いた。いつの間にか眠っていたらしい。やはりまだ疲労が抜けていないのかもしれない。 どうにか起き上がり、テーブルの方を見て驚いた。 姉妹たちが全員揃ってもう席についている。お母さんが起こしに

  • 雪の精霊~命のきらめき~   第105話 あの雪の日②

     心肺停止? でも今でもゆきは元気にしてるじゃねーか。「ゆきは一度死んでいるのよ」 そんな……。ゆきの姿を思い浮かべる。あいつが一度死んだ? その事実がまだうまく呑み込めない。 他の姉妹を見ても、みんなショックを受けて固まってしまっている。 今の元気なゆきの姿からは想像もつかない。ひとつだけ心当たりがあることと言えば……。「あなた達、4分間の壁って聞いたことある?」 突然母さんが質問を振ってきた。全員が首を横に振る。「そう。これから何かの役に立つこともあるかもしれないからよく覚えておいて。人間はね、心肺停止から3分で生存率が50%に下がる。 そして4分を過ぎると高い確率で脳に障害が残ったり、下手をすると植物状態になったりするのよ」 脳の障害……。まさか!「あの子の心肺停止の時間は6分。奇跡的に息を吹き返したけど、なんらかの障害が残ることは間違いないとまで言われたわ。 幸い、言語や行動に大きな障害が残ることはなかった。それでもあの子の世界から全ての色は消えてしまった」 やっぱり……。ゆきの目はそんな事情で……。 ひとり知らされていなかったひよりが驚いた表情のまま硬直している。その気持ちは分かる。あたしだって最初に聞かされた時はなんて声をかけていいか分かんなかったもんな。「ひより以外はみんな聞いていたみたいね。ひより。気持ちをしっかり持って。ゆきの目はね、全ての色が見えないの。 普通は色覚障害というと光の三原色のうちひとつかふたつが見えないだけでなんらかの色は見えるのだけど、ゆきの場合は全色盲といってすべての色が見えず、完全に白と黒しかない世界に住んでいるのよ」 驚きのあまり固まっていたひよりが目に涙をいっぱいに溜めながら声を上げた。「でも! ゆきちゃんは普通に生活してたよ? 信号の色もちゃんとわかってるもん!」「あの子の本棚見たことある? その中に色彩図

فصول أخرى
استكشاف وقراءة روايات جيدة مجانية
الوصول المجاني إلى عدد كبير من الروايات الجيدة على تطبيق GoodNovel. تنزيل الكتب التي تحبها وقراءتها كلما وأينما أردت
اقرأ الكتب مجانا في التطبيق
امسح الكود للقراءة على التطبيق
DMCA.com Protection Status